進撃の巨人のユミルと始祖ユミルの違いを徹底解説してみた!

そばかすのユミルと始祖ユミル 進撃の巨人

ゆるっとネット散歩日和にご訪問ありがとうございます
この記事では

・進撃の巨人のそばかすのユミルと始祖ユミルの違いについて

・そばかすのユミルはその後どうなったのか?について

・そばかすのユミルと始祖ユミルの詳しいプロフィール

について詳しくお話しします。

全く違う時代に生きた2人のユミル。
2人に共通点はあるのでしょうか?

本文にて詳しく考察していきます。
この記事にはネタバレ要素が含まれるのでご注意くださいね
(この記事にはプロモーションが含まれます)

そばかすのユミル(104期生)とユミル・フリッツ(始祖ユミル)

進撃の巨人には2人のユミルが登場します。

物語の前半を中心に活躍する第104期調査兵団のユミルと物語の後半に登場するユミル・フリッツ(始祖ユミル)です。

そしてキャラクターとは別に「ユミルの民」というものも存在します。

それぞれ詳しく解説しますね!

104期調査兵団のユミルは、黒髪ショートカットの髪型とそばかすに鋭い目つきが特徴の女性兵士です。

104期のユミル(ソバカス)のイメージ画像
*上記の画像は当サイトで作成したイメージ画像です

また女性でありながら男っぽい喋り方をするのと、同期生であるクリスタレンズのことが好きだったのがとても印象に残っています。

不良っぽくちょっとアブノーマルなイメージもありました。
そんなところも104期のユミルの魅力だったと思います。

物語の初期では同期生から「そばかす」と呼ばれていました。
その後ユミルという名前だったことが判明します。

ですがユミルは実は本名ではありません。

孤児であったため、おそらく本人も自分の本名が分からないのかもしれません。
また生れてからすぐに捨てられてしまったために名前が付けられていなかった可能性もあります。

始祖ユミルを崇拝する新興宗教団体に拾われて「ユミル」と命名されました。

またウドガルド城の戦いではクリスタを守るために巨人に変身します。
自らの正体を隠していましたが「顎(あぎと)の巨人」の継承者でもありました。

謎の多いキャラクターでしたが実は壮絶な過去があったことが明かされています。

そしてユミル・フリッツ(始祖ユミル)は初代フリッツ王の奴隷でした。

始祖ユミルのイメージ画像*上記の画像は当サイトで作成したイメージ画像です

奴隷だった始祖ユミルは家畜である豚を逃した罪で兵士たちに追われ、巨大な樹木の穴に逃げ込みます。

そこで光るムカデのような謎の生物と接触することで始祖ユミルは巨人となります。
巨人の能力を手に入れた始祖ユミルは追ってきた兵士たちを皆殺しにします。

その能力を初代フリッツ王は世界征服のために利用します。
そして奴隷だったユミルはユミル・フリッツとなります。

始祖ユミルは人類で初めて巨人化した人物です。
巨人の力を利用した初代フリッツ王は強大なエルディアを帝国を築きました。

そして巨人化する能力を持ったエルディア人は「ユミルの民」と呼ばれるようになりました。

以下進撃の巨人に登場する2人のユミルの詳しいプロフィールを紹介します!

そばかすのユミル(104期)のプロフィールとその後について

もっと詳しく、ユミル (104期調査兵団) について掘り下げていきましょう!

またそばかすのユミルがその後どうなったのか?についてもお話しますね。

彼女の生い立ちから、巨人化の経緯、クリスタとの関係性、そしてその後の物語における役割まで、さらに詳しく解説します。

ユミル(104期)涙なしには語れない生い立ち

ユミルはもともとマーレ国のエルディア人収容区の道端で暮らす孤児でした。

孤児だったユミルは謎の2人組の男に連れて行かれます。
男たちの正体は始祖ユミルを崇拝する新興宗教のような組織だったと思われます。

ストーリーで明確にはされていませんでしたのであくまで個人的な推測です。

そこでユミルと命名され正当な王家の血筋を引く存在として祭り上げられます。

つまりその宗教団体のマスコット的存在として利用されたわけですね。
もちろん孤児のユミルが正当な王家の血筋な訳がありません。

嘘だとわかっていたユミルですが仕方のなかったこととして自分に嘘をつきマスコットの役を演じ続けます。

ですがマーレ政府当局に摘発され、ユミルとその団体に関わったものは全て楽園送りにされます。

<楽園送りとは?>

マーレではエレンたちの住むパラディ島は楽園と呼ばれていました。

マーレ政府はパラディ島の海岸付近に30m くらいの高さがある堤防を築き処刑場としました。

罪を犯したりマーレ政府から睨まれたエルディア人は、目隠しをされて堤防に並べられ巨人化する薬を注射されて堤防から突き落とされます。

これをマーレでは楽園送りと呼ばれています

他の人たちを助けるために自ら王家の血筋を名乗ったと嘘をつくユミル。
本当はユミル自身も被害者なのですが・・

ですがこの教団に関わった全ての人が楽園送りにされます。

民衆から石を投げつけられ血だらけになりながら堤防から突き落とされるユミルは本当にかわいそうでした。

知性を持たない無垢の巨人となったユミルは自分を失ったまま60年間もの間パラディ島の壁の外の世界を彷徨い続けます。

なぜユミルは「顎(あぎと)の巨人」の継承者になったのか?

無垢の巨人となり土に埋もれて眠り続けるユミルのそばで4人の若い兵士が野営をしていました。

マルセル、ライナー、アニ、ベルトルトです。
彼らは知性を持つ9つの巨人を継承するマーレのエルディア人部隊の兵士でした。

・マルセル  顎(あぎと)の巨人を継承
・ライナー  鎧の巨人を継承
・アニ  女型の巨人を継承
・ベルトルト  超大型巨人を継承

パラディ島に潜入し始祖の巨人の力を奪還する作戦のため目的地に向かう途中だったのです。
もちろん近くで巨人になったユミルが眠っていることは気がついていませんでした。

突然目を覚ましたユミルはライナーに襲いかかります。

この一行のリーダーだったマルセルはライナーを助けようとして巨人になったユミルに食べられてしまいます。

マルセルが食べられている隙をついてその場を逃げたライナーとアニとベルトルト。
彼らはその後調査兵団に潜入します。

一方9つの巨人の継承者であるマルセルを食べたユミルは「顎(あぎと)の巨人」を継承して人間に戻ります。

無垢の巨人が知性を持った巨人の継承者を食べると人間に戻りその能力を引き継ぎます。

こうして人間に戻ったユミルは身分を偽り壁の中に潜入し後に再びライナーたちと再会することになるのです。

クリスタ・レンズとの出会い

ウォール教の教会で世話になりながら暮らすユミルは、偶然正当な王家の血を引きながら名前を変えさせられ訓練兵団に追いやられたクリスタの存在を知ることになります。

自分の境遇とクリスタの境遇を重ね合わせ、クリスタに興味を持ったユミルはその後訓練兵団でクリスタと出会うことになるのです。

訓練兵団で成績優秀だったユミルは巨人の脅威の少ない内地で勤務することも可能だったのですがクリスタとともに調査兵団に志願します。

そばかすのユミル(104期)の最期

クリスタやコニー、ライナー、ベルトルト達とウドガルド城で巨人に囲まれてしまった際に、ユミルはクリスタを助けるためにみんなが見ている前で巨人化します。

ユミルの巨人の力のおかげで助かった一行ですが、ライナーやベルトルトに「顎(あぎと)の巨人」を継承していることがばれてしまいます。

ライナーやベルトルトの目的は始祖の巨人の力を宿すエレンをマーレに連れ帰ることでした。

その作戦が失敗したのを見届けた後、ユミルは自分の意志でライナーやベルトルトとともにマーレに帰ることを決断します。

「何で俺たちの所へ来た?」

と問いかけるライナーにユミルは

「里帰りの土産になってやってんだよ。手ぶらじゃお前ら帰ってくれねえだろ」

と答えています。

ライナーたちとマーレに帰ったら確実に殺されることになると思うのですが何でユミルはこんな選択をしたのでしょうか??

この点については諸説ある様なのですが・・

私の個人的な感想としては、

・作戦が失敗して手ぶらで帰るとどんな目にあわされるか分からないライナーとベルトルトを救うため。

・自分が生贄となりライナー達がマーレに帰れる理由を作ることでクリスタやパラディ島を救うため。

なのかなと思っています。

マーレに帰ったユミルはマルセルの弟であるポルコに食べられ死亡、「顎(あぎと)の巨人」はポルコが継承することとなりました。

ユミル・・・
切なすぎです(´□`)

無垢の巨人から人間に戻った時、これからは自分に正直にに生きていこうと誓ったユミルでしたが、本当にユミルは自らが犠牲となることを望んでいたのでしょうか?

涙を流しながら自らの運命を受け入れようとするユミルの姿には胸が痛くなるものがありました。

 

ユミル・フリッツ(始祖ユミル)の詳しいプロフィール

始祖ユミルは、進撃の巨人の世界観において非常に重要な存在であり、その物語の起点となる人物です。

始祖ユミルはエレンの暮らす時代の2000年前に生きた人物です。

彼女の運命や選択は、エルディア帝国と巨人の力の歴史を大きく形作りました。ここでは、始祖ユミルの起源、彼女が得た力、そしてその後の影響について詳しく見ていきましょう。

始祖ユミルの生い立ち

始祖ユミルは、初代フリッツ王の奴隷として生きていました。

その時代の彼女は、初代フリッツ王の領地で労働を課せられる日々を送る一人の少女でした。しかし、ある日、彼女は「家畜である豚を逃した罪」で処罰されます。

処罰と言っても実質的には処刑を言い渡されたと言ってもいいでしょう。

始祖ユミルは片目を失明させられた上に、馬に乗り弓を持った兵士達に追い立てられます。

豚を逃しただけで処刑って・・・
発想が残虐過ぎですよね(;゚Д゚)

なんかそばかすのユミル(104期)と境遇が似ているように感じました・・

弓を持った兵士たちに追われ森の中を彷徨い、瀕死の状態となったユミルが辿り着いたのは、大木の洞の中。

その中で不思議な脊髄状の光るムカデのような謎の生物にに触れたことで、彼女は巨人化の力を手にしました。

この出来事が、巨人の力の起源であり、全ての物語の始まりでもあります。

巨人の力を手にした始祖ユミルは自分の身を守るために追ってきた兵士たちを皆殺しにします。

軍事的に利用される始祖ユミルの巨人の力

この巨人の力に目をつけた初代フリッツ王は巨人の力を軍事的に利用します。

始祖ユミルを自分の手元に置き、巨人の力を利用することで長年の敵対国であったマーレを支配下に置きます。

初代フリッツ王は巨人の力を利用し強大なエルディア帝国を築き上げます。

そして奴隷だったユミルはユミル・フリッツとなったのでした。

始祖ユミルはフリッツ王との間に三人の娘たち、マリア、ローゼ、シーナ—を授かり、その後も帝国の発展に尽くします。

しかし、巨人の力が強大である一方で、彼女に自由は訪れませんでした。

フリッツ王に従い続ける中で、ユミルは実質的な「巨人を操る奴隷」として生涯を終える運命を歩みます。

生涯奴隷だった始祖ユミルの死

力をつけ繁栄したエルディア帝国でしたが、ある時初代フリッツ王暗殺未遂事件が起こります。
犯人はエルディア内部の兵士でした。

フリッツ王めがけて放たれた槍を身を呈して防ごうとする始祖ユミル。

フリッツ王の身代わりとなり槍が彼女の体を貫きます。

自分の身代わりになった始祖ユミルに対してフリッツ王は

「お前が槍ごときで死なぬことはわかっておる。起きて働け。お前はそのために生まれてきたのだ。我が奴隷ユミルよ」

と言い放ちます。

彼女は巨人の回復能力を使わず、そのまま命を落としました。

おそらく生涯奴隷であることに失望し生きる意欲を失ってしまったのだと思います。

始祖ユミルの死後、フリッツ王は彼女の遺体を娘たちに食べさせることで巨人の力を失わず受け継ぐよう指示しました。

彼女の死後、巨人の力は「九つの巨人」に分けられ、それぞれエルディアの血を引く子孫たちに引き継がれていきます。

さらに、巨人の継承者には「13年の寿命」という制約が付きます。この制約は「ユミルの呪い」と呼ばれ、彼女が巨人化からその死に至るまでの期間と一致しています。

つまりフリッツ王は始祖ユミルに対して何の愛情もなく自分の野望を達成するための道具くらいにしか思われていなかったわけですね。

フリッツ王が大事だったのは始祖ユミルではなく始祖ユミルが持つ巨人の力だったのです。

そばかすのユミル(104期)と負けじと劣らない切ない最期ですね・・
全く違う時代に生きた2人のユミル。

最後まで自由を与えられなかったという点では2人は似たもの同士なのかもしれません。

始祖ユミルとエレンの関係

ユミルの選択と犠牲は、2000年後のエレン・イェーガーに大きな影響を及ぼします。

彼女はエレンの「全てを終わらせる」という思いに呼応し、最終的にエレンに始祖の巨人の力を与えました。

この瞬間が、物語のクライマックスへと繋がります。

彼女の人生には自由はなく、苦しみの連続でしたが、最終的にはエレンの手を借りて、全てを終わらせる意思を持つに至ります。

そばかすのユミルと始祖ユミル、まとめ

この記事では進撃の巨人の2人のユミルについてお話ししました。

2000年の時を隔てて全く違う時代に生きたそばかすのユミルと始祖ユミル。

始祖ユミルは人類で初めて巨人となった人物で、巨人になる事が出来る人種である「ユミルの民」のご先祖様とも言えますね。

そばかすのユミルは「顎(あぎと)の巨人」を継承したということは「ユミルの民」の末裔という事になります。

見た目も性格も全く違うように感じられる2人のユミルですが、その切ない生い立ちには似ているところがある様に感じられました。

 

タイトルとURLをコピーしました